【Windows11】メモリ不足の原因と解決法|Microsoft PC Managerと仮想メモリ設定でPCを快適に!

Out of memory

Windows11を使っていると、起動直後から4〜6GBのメモリを消費するため、8GBや16GBのメモリを積んだPCでも動作が重くなることがあります。

「メモリ不足」というエラーが出たり、動作がカクついたりして困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Microsoft公式の無料ツール「Microsoft PC Manager」を使ってメモリ解放を行い、それでも足りない場合は仮想メモリの設定で対応する方法を解説します。

この記事でわかること
  • Windows11でメモリ不足になる原因
  • Microsoft PC Managerの機能とインストール方法
  • メモリを手動・自動で解放する方法
  • 起動時に不要なアプリを止める方法
  • 仮想メモリの設定手順と注意点
目次

Windows11のメモリ不足について

Windows11はデザインや機能が洗練された反面、メモリ消費がやや多めです。

アプリを複数立ち上げると、メモリが足りなくなって動作が遅くなったり、フリーズに近い症状が出たりすることもあります。

【解決策①】Microsoft PC Managerでメモリを効率的に管理する

Microsoft PC Managerとは?

「Microsoft PC Manager」は、Microsoftが公式に提供しているWindows用の最適化ツールです。不要なファイルの削除やメモリの解放、スタートアップの管理などが1つのアプリでできます。

Microsoft PC Managerの特徴
  • 無料かつ信頼性の高いツール
  • 操作がシンプルで初心者にもやさしい
  • 日本語にも対応

Microsoft PC Manager のインストール方法

  1. 下記のリンクにアクセス
    Microsoft PC Manager はこちら
  2. 「ダウンロード」をクリック
  3. 画面の指示に従ってインストールを完了

メモリを解放する3つの方法

①「ブースト」ボタンで手動解放

  1. アプリを起動
  2. ホーム画面にある「ブースト」ボタンをクリック

これだけで、メモリを解放できます。

Microsoft PC Manager

② スマートブーストで自動的にメモリ解放

  1. アプリを開く
  2. 「ホーム」 ‣ 「スマートブーストをセット」
set smart boost

3. 「スマートブーストの設定」をOnにする

smart boost on

これで、PCがメモリを圧迫し始めた時、自動で解放してくれます。

③ 使用メモリの多いアプリを終了する

  1. 「アプリ」 ‣ 「処理の管理」へ進む
Managing the process

2. メモリ使用量が高いアプリを確認
3. 停止したいアプリの右側にある「終了」ボタンをクリック

Task end

PC起動時に不要なアプリを停止する方法

スタートアップアプリ(自動起動)はメモリを圧迫する大きな要因です。以下の手順で制御しましょう。

  1. 「アプリ」 ‣ 「スタートアップアプリ」を選択
startup app settings

2. パソコン起動と同時に立ち上がる必要のないアプリをOffにする

Turn off startup apps

これにより、PC起動時のメモリ負担を軽減できます。

それでもだめなら

【解決策②】それでも改善しない場合は「仮想メモリ」を増設

仮想メモリとは

物理メモリ(RAM)が不足した際に、ストレージ(SSDやHDD)の一部を仮想的にメモリとして使う機能です。

メリット

✅ メモリ不足のエラーを回避できる

✅ 一時的な処理落ちを防げる

デメリット

❌ 実メモリに比べ速度が遅いため、動作がやや重くなる
メモリ転送速度 : 12,800MB/秒(PC3-12800型の場合)
SSD転送速度 : 500(SATA規格) ~ 7000MB/秒(PCI-e規格)
HDD転送速度 : 200MB/秒

❌ SSDやHDDの空き容量を消費する

仮想メモリ設定手順(推奨値:メモリの2倍)

  1. Windowsアイコン ‣ 設定
settings

2. システム ‣ バージョン情報

Version Information

3. 実装RAMの値を確認後 ‣ システムの詳細設定

advanced system settings

4. 詳細設定タブ ‣ パフォーマンスの設定

performance settings

5. 詳細設定 ‣ 仮想メモリの変更

Virtual Memory

6. すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する(A)のチェックを外す ‣ カスタムサイズを設定する

Virtual Memory Settings

この時、初期サイズ・最大サイズともに自身のパソコンに搭載されているメモリの倍の値を入力する。

私のPCの場合メモリが16GB搭載されているので

16GB × 2 = 32GB

32GBをMBの単位にすると

32 × 1024 = 32768MB となる。(1GB = 1024MBのため)

以下メモリ対応表を載せておきますので参考にしてください。

メモリ対応表
メモリ搭載量カスタムサイズ
16GB32768 (16GB × 2 × 1024)
8GB16384 (8GB × 2 × 1024)
4GB8192 (4GB × 2 × 1024)

7. 設定 ‣ OK ‣ OK ‣ OK

Settings OK OK OK

8. PCを再起動

これで仮想メモリの設定が反映されます。

まとめ:Windows11のメモリ不足には2段階で対処

  • ✅ まずは「Microsoft PC Manager」でメモリ解放・アプリ管理を行う
  • ✅ 改善しなければ「仮想メモリ」の割当で対応する

根本的な改善には、物理メモリの増設(可能な場合)や、より多くのメモリを搭載したPCに買い替えることが必要ですがまずは今あるPCを改善することを考えてみてもいいのではないでしょうか。

あなたのPCのメモリ不足が改善されることを願っております。

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この記事を書いた人

愛知出身。2025年よりブログを開始。
ファイルが何かわからない状態からパソコンをはじめ、自作パソコン作成、スマホのOSの入れ替え、ノートパソコンの修理、プログラミングを経て、現在はひたすらブログ書いてます。
嫌いなものはめんどくさい人と過剰な広告

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