「40代からプログラミングを始めても、果たして意味があるのか?」
私は39歳でプログラミング学習を開始し42歳までプログラミングを学習しましたが、何も残せませんでした。
しかし、すべてが無駄だったとは思っていません。プログラミングには、年齢に関係なく得られる価値が確かにあります。
ただし「転職や仕事にする」ことをゴールにするなら、若い世代以上の覚悟と戦略が必要です。
この記事では私の経験したことをひとつずつ解説しますので、これからプログラミング学習を開始しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
- 40代でのエンジニア転職の難易度は高い
- 40代の転職サポートを行っているプログラミングスクールを見たことがない
- 趣味としてのプログラミングにも価値はあるが本当にそれでいいですか?
- それでもプログラミングを学びたいという方に向けておすすめのプログラミングスクール
40代未経験のエンジニア転職は、難易度が高い
転職を目的とした場合、20代や30代の人たちと比較される。能力が同じであった場合、体力や将来性のある20代、30代が優先されるため彼らより高いスキルと熱量がないと太刀打ちできない。
私は何も進んでいる感覚が持てない現実から逃げたくてプログラミングをはじめました。
そのため自分がどうなりたいかの設計がまるでできていませんでした。
「転職できたらいいな」
くらいに思っていましたが上記のことを知るにつれやめようとなってしまいました。

40代の転職サポートを行っているプログラミングスクールを見たことがない
私の調べた限りにはなりますが、どのスクールも転職サポートの対象は長くても35歳までです。40代が転職を目的とするなら、履歴書の添削から企業探し、面接対策まで、すべての転職活動を自力でやる必要があります。
プログラミングスクールを受講していたころ、転職サポートを受けられている方たちとの会話の中で転職の話が出ると転職サポート対象外の自分には情報が共有されていないため、寂しい気持ちになったのを覚えています。



趣味としてのプログラミングにも価値はあるが本当にそれでいいですか?
プログラミングを学習して、以下のようないいことがありました。
- あったら便利だなと思うアプリケーションを形にすることができるようになった
- 問題が発生したときに原因と対処方法を見つけるのが早くなった
- 自分には無理が自分ならできるに変わった
- figmaやcanvaといったツールを使えるようになった
- 同じカリキュラムを乗り越えた仲間ができた
こうした経験は、何歳からでも得られます。
しかし私はプログラミングを学習後、形にしたかったアプリケーションをリリースした時に
「これ以上望むものがないかもしれない」
という気持ちに襲われました。
「趣味として続けるのか」「キャリアとして目指すのか」。この判断を事前に明確にしておくことが、長続きのカギになります。
40代でエンジニア転職を目指すなら覚悟が必要
もちろん同世代や私より年上の方がプログラミングを学習して、それぞれの望む未来にたどりついてほしいと思っています。
仕事にすれば学ぶことも仕事になり、やりがいをずっと持つことができるため私のように燃え尽きることはないと思います。
しかしエンジニア転職を目的とするなら40代未経験という立場からスタートするのは難易度が高い。
よほどの覚悟と熱量が必要となるので私のように「転職できたらいいな」くらいの感覚だったら考え直したほうがいいかもしれません。
それでもプログラミングを学びたいという方に向けておすすめのプログラミングスクール
ここでは、私が実際に受講してよかったと感じたスクールをご紹介します。
Webアプリケーション開発に必要な知識を、企画から開発・デプロイまで一貫して学べる。転職支援は34歳までですが、本気でスキルを身につけたい方には最適。RUNTEQを卒業できればその後は自走していけるでしょう。
テックアカデミー
自分のペースで選択した範囲を学習したい方におすすめです。






まとめ
40代からのプログラミング学習には、確かに高いハードルがあります。
しかし、重要なのは、「何のために学ぶのか」をはっきりさせたうえで、正しい戦略を持つこと。
もしあなたが覚悟と熱量を持ってエンジニア転職を目指すか、趣味としてプログラミングを学びたいと思っているのなら、年齢に関係なく、一歩を踏み出す価値はあると私は思います。その先に、思いがけない成長や出会いが待っているかもしれません。