はじめに:プログラミングに向いてないと感じたあなたへ
近年、プログラミング学習のブームが続いています。「将来性がある」「高収入が期待できる」といった理由から、多くの人がエンジニアを目指すようになりました。
しかし本当に、全員がエンジニアを目指す必要があるのでしょうか?
「プログラミング 向いてない」と検索してこのページにたどり着いたあなたは、おそらく今、学習につまずいたり、思ったように進まなかったりして、迷いや不安を感じているのではないでしょうか。
でも、安心してください。
この悩みは多くの初学者が一度は感じるものであり、あなたが特別劣っているわけではありません。
この記事では
- 現時点でプログラミングで実現したい目的がないのなら、まだプログラミングを学習するべきタイミングではない理由
- はじめに自分がどうなりたいかをしっかり設定するべき理由
- プログラミングで実現したいことがあるなら、向き、不向きは気にしなくていい理由
を、筆者の体験談も交えながら解説していきます。
✅この記事でわかること
- プログラミングに向いていないと感じる典型的な理由
- 自分がエンジニアを目指すべきかどうかの判断軸
・プログラミングで実現したいことが明確でないと、学習完了後に燃え尽きてしまう - 挫折を回避するためのスキル投資の考え方
・プログラミングで実現したいことが現時点でないのなら、まずは生活を支える仕事スキルから学ぶべき理由 - 向いていないかもと感じた時に考えること
- 次のステップに進むための選択肢
「プログラミングに向いてない」と感じる3つの瞬間
コードを書くことが苦痛でしかない
「作っていて楽しくない」「意味がわからないまま手が止まる」
こう感じているなら、“作業”として取り組んでいる状態かもしれません。
楽しめる人は、たとえバグが出ても「なんでだろう?」と前のめりになります。
もし「なんでやらなきゃいけないの?」という気持ちが先にくるなら、別の道を検討してもいいかもしれません。
新しい技術への興味が湧かない
エンジニアの世界では、技術の進化が早く、学び続けることが前提です。
- 毎年新しい言語やフレームワークが登場
- 古い知識はすぐに通用しなくなる
この変化を「面白そう」と感じるなら適性がありますが、そうでないなら疲弊する可能性が高いです。
論理的な思考よりも感覚で動きたい
プログラミングは論理と構造を積み上げる作業が基本です。
直感やフィーリングで進めたい人にはストレスになりやすい分野です。
あなたの強みが感性や発想力にあるなら、デザインやライティングなど他の分野にその力を活かす選択肢もあります。

「向いてないかも」と感じたときの判断軸
モチベーションは内発的か?
「作りたいものがある」「知識を深めたい」など、内側から湧く動機があるかが重要です。
外的な理由(高収入・在宅可)だけでは、つらい時に踏ん張れません。
学習スタイルが合っているか?
独学で行き詰まっているなら、学習方法が合っていないだけかもしれません。
- スクール
- メンター
- 学習コミュニティ
など、自分に合った環境を見つけることで、理解が一気に進むこともあります。
「向いてない」と感じるのは短期的な感情では?
数日〜数週間で「無理かも」と判断するのは早すぎます。
- 苦手でも続ければ慣れる
- 好きでも合わないことはある
少なくとも1つ簡単なアプリを作るところまでは試してみるのがおすすめです。
アプリを作成する手順をまとめた記事もあるので、参考にしてみてください。
【体験談】私が「向いてない」と思って見つけた道
私は、要領が悪く学歴コンプレックスもあり、「何か手に職を」と思ってプログラミングを始めました。
最初は楽しかったものの、次第に「エラー修正ばかり」「常に何かを勉強していないといけない」ことに疲れてしまったのです。
そして気づきました。
「エンジニアになりたいわけではなかった」
本当にやりたかったのは、「人に何かを伝える仕事」でした。
そこから私は、ブログやWebライティングの道にシフトしました。



私がたどり着いた「スキル投資の優先順位」
1. まずは生活を支える“仕事スキル”から
- 今すぐお金になる
- 自分の強みが活かせる
- 市場価値がある
- 既に一定の実績がある領域
このようなスキルを優先すべきです。生活が安定してから、次のステップへ進めばいいのです。
2. 余裕ができたら“自己成長スキル”へ
- 好奇心からの学習
- 趣味・教養としての学習
- コンプレックスを補う学び
- 自己満足でもOKな分野
プログラミングもこのステージで続けるのは全然アリです。義務感を手放せるなら楽しめます。
この順序を見誤ると、「好きなことに時間を費やしたはずなのに、生活が不安定になる」ということが起こりえます。私は、「好奇心からの学習」を優先したため、学習完了後目標がなくなってしまいました。
ただし、これはあくまで一つの教訓です。プログラミングを通して得た知識や経験は、決して無駄ではありませんでした。



「向いてない」と感じた人の選択肢
- プログラミングは趣味レベルにとどめる
本業にしなくても、プログラミングは日常に役立つスキルです。教養として身につけておく価値は十分にあります。 - 本当に熱中できるものを見つける
「向いてないかも」と感じたら、それはあなたの本心が何かを伝えようとしているサインです。
・どんな作業が楽しいと感じるか?
・どんなときに時間を忘れるか?
自分を振り返るヒントになります。
それでも「エンジニアになりたい」と感じた方へ
「やっぱりプログラミングで仕事がしたい」
その想いがあるなら、効率よく学べる環境に身を置きましょう。
▶ 実務レベルまで最短でたどり着きたいなら
- 現場を意識したカリキュラム
- 転職サポートも充実
実務を意識したカリキュラムと転職サポートが特徴です。本気でエンジニアを目指すなら、選択肢に入れて損はありません。
▶ 自分のペースで学びたいなら
TechAcademy [テックアカデミー]
- オンライン完結
- 学習スケジュールの自由度が高い
オンライン完結&自由な学習スタイルで、学習期間を自分で設定したい方やスキマ時間での学習にも適しています。
あなたのスタイルや目的に合わせて、適切な学習環境を選んでください。
関連記事:アプリ開発でやる気を取り戻すかも?
もし「作る楽しさ」をまだ実感できていないなら、実際に動くアプリを作ってみるのが一番です。
初心者向けに、実際にRailsでのWebアプリを作成する手順をまとめた記事もあるので、参考にしてみてください。
👉 Railsアプリの作り方【実践編】音声が鳴るシンプルなWebアプリを作ってみよう!
おわりに:向いてない=ダメではない
「プログラミングが向いていないかも」と思うのは、自分の心とちゃんと向き合っている証拠です。
誰もがエンジニアになる必要はありません。
でも、プログラミングを通じて得た経験は、他のどんな分野にも活かせます。プログラミングを使って達成したい目的が明確なら向き、不向きを気にする必要はありません。
大切なのは、「他人が選ぶ道」ではなく、「自分が納得できる道」を歩むこと。
あなたにとってベストな道を選べるよう、まずは今の気持ちとじっくり向き合ってみてください。