「RUNTEQって評判いいけど実際のところはどうなんだろう?」と感じている方に向けて独学・テックアカデミー・個人開発・RUNTEQという順に学んできた私が実際のRUNTEQでの生活について解説します。
- 卒業認定の条件
- カリキュラムの難易度
- 学習のすすめ方
- RUNTEQの料金設定
- 実際に習得できること
- 転職サポートについて
- メリット・デメリット
- RUNTEQをおすすめする人・しない人
- まとめ : コスパ最強だが「やりきる覚悟」が必要
- 筆者がRUNTEQを選んだ経緯と決め手
RUNTEQカリキュラム : 卒業認定の条件・難易度・学習の進め方
卒業認定の条件
RUNTEQには入門編、基礎編、中間試験、応用編、卒業制作と用意されており、それらすべてをクリアすることが卒業の条件となっております。
カリキュラムの難易度
テックアカデミーと比べると難易度はかなり高いです。テックアカデミーがオンラインテキストを参考に実装していくスタイルに対しRUNTEQは○○を解決してくださいといったスタイルです。
特に中間試験の内容に関することは質問、口外禁止となっているためすべて自力で解決する必要があります。個人的にはここが最難関だと思っています。
学習のすすめ方
入門編、基礎編、応用編、にそれぞれにRuby / Ruby on Rails / JavaScript / データベース などの科目があります。
カリキュラムを進める順番は自由ですが、基本的には
入門編 ▸ 基礎編 ▸ 中間試験▸ 応用編 ▸ 卒業制作
という順番で学習を進めていきます。
RUNTEQの料金設定
以下RUNTEQの料金設定詳細です。
内容 | 詳細 |
コース | Web開発スタンダードコース |
学習期間 | 9か月(自己ペース可) |
費用 | 550000円(税込) ※現在、教育訓練給付金を利用すると自己負担額は 110,000円 |
9か月で55万円は最安クラスだと思います(約6万円/月)ただ返金システムはとっていないので途中で挫折してしまった場合は高くつきます。
実際どこまで習得できる?
卒業制作で取り扱う技術などによって個人差は出ますが、最低でもアプリケーションを企画、設計、実装、デプロイまではできるようになります。
これができないと卒業できないってことでもあるのですが…
就職サポートについて
私は転職希望ではなかったため私自身は転職していません。また全員の状況がわかるわけではないので私の知る限りになりますが、仲のよかった同期の卒業生は全員転職していきました。
自己分析面談 ▸ 書類添削 ▸ 面接練習 ▸ 企業応募・選考 ▸ 内定
という流れをたどります。
私は転職希望ではなかったため、ここの情報は同期との会話で聞いた話やRUNTEQの公式サイトから取得したものです。詳細を知りたい方はこちらを参考にしてください
※詳細はRUNTEQの転職サポートページでご確認ください。
【体験談】RUNTEQのメリット
以下、受講生目線でみたRUNTEQのメリットです。
- 実践的な開発スキルが網羅的に学べる
・Ruby
・Ruby on Rails
・JavaScript
・Dockerを用いた環境構築
・Git
・GitHub
・Herokuやrender.comなどへのデプロイ
・データベース・SQL・ActiveRecord
・インフラ
・開発に必要なWebの知識
など幅広く学べる。
必須科目ではないがAIやPHP、ReactやAPIなども学べます。 - 質問できる場所が多い
・学習アプリにロボらんてくんに相談というボタンが配置してあり、そこでロボらんてくん(AI)に相談できる(かなり優秀)
・「何をしてどうなったか」などをテキストにまとめて質問ページから質問すると講師が回答してくれる。また過去の質問や他の受講生の質問を閲覧することも可能
・技術面談という仕組みがあり一日一回Discordで講師の方と画面共有しながら1対1で対話することができる。 - 受講生同士が仲良くなりやすい
・活発なコミュニティ(Xやmattermost・Discord)や定期的に開催される交流イベントを通して受講生同士がなかよくなりやすい。オフラインのイベントもたくさん開催されています。 - 技術イベントでスキルアップ
・LT会や勉強会などのイベントが充実しており、カリキュラムだけでは得られない知見を取得できる - 卒業後も学べる環境
卒業認定を取得すれば、カリキュラムやイベントに引き続き参加できる
【体験談】RUNTEQのデメリット | 受講前に知っておきたいこと
もちろん、取り組む上で大変な点もありました。
- 学習時間の確保が必須
・月100時間以上の学習が推奨されており、特にフルタイムで働いている人は継続に強い意志が求められます。 - 卒業認定を取らないとサポートが一切なくなる
・卒業できなければ、カリキュラムの閲覧もイベントも利用できなくなるため、全課題をやり切る覚悟が必要。 - 返金システムがないため途中でやめてしまった場合割高になる
・途中でやめてしまった場合、55万円がまるまる無くなる。 - 学習期間の設定ができない
・「自分は12か月コースでお願いします」とかはできない。9か月間でやりきる必要がある。
RUNTEQのメリット・デメリットについて深堀りした記事も用意しておりますで詳しく知りたい方は参考にしてください

RUNTEQをおすすめする人
- エンジニアになりたいと強く思っている人
- 作りたいアプリケーションが既にある人
限られた期間の中で目的を達成するには強い気持ちが必要です。目的が無い、又は弱い状態では挫折に繋がりかねません。上記のようなことを強く思っている方にRUNTEQは最適な環境です。
RUNTEQをおすすめしない人
- 目的がない、または目的がふわっとしている人
- 学習時間を確保できない人(推奨 : 100時間~/月)
ひとつひとつのカリキュラムを手を抜かずに取り組めば、プログラミングの知識が無い状態からのスタートでも達成できるように設計されていますが、目的がないと壁に当たった時に乗り越えられません。
まずは自分と向き合って「どうなりたいか」をしっかり設定することをおすすめします。
まとめ : コスパ最強だが「やりきる覚悟」が必要
55万円って聞くと「たっか!」となると思いますが9か月の学習期間と得られるメリットを考慮すると最安クラスだと思います。
私個人としてはRUNTEQを受講して本当によかったと思っていますし、これからプログラミングを学びたいという人がいれば「RUNTEQにしとき」といいます。
ただ途中でやめちゃうと高くつくので、自分の人生にプログラミングが必要かどうかしっかり見極めてから決めてほしいなって思います。
それではお互い頑張りましょうね。

筆者がRUNTEQを選んだ経緯と決め手
受講前の私は「簡単なCRUDアプリは作れるけど、設計やデプロイに不安がある」状態。
「自力でゼロからアプリ開発できるスキル」 を確実に得られる環境を求めていました。(得に環境構築)
RUNTEQがいいという評判はその時点で知っていたためRUNTEQについて調べたのち、無料相談会に申し込みそこで受講を決めました。
RUNTEQを選んだ決め手は以下の3点です。
卒業後もカリキュラム閲覧ができる
受講が終了するとカリキュラムを閲覧できなくなるスクールもあるので、カリキュラムが卒業後も閲覧できる点は重要視していました。
難易度が高い分力がつくと感じたから
具体的な学習内容や進め方はこの時点では把握していませんでしたが、「きついけど力がつく」という評判を信じました。
無料相談会の対応が誠実だった
押売りとかされたら嫌だなと思っていましたが、そんなことは一切なく現在の状況やなりたい姿、受講時期(もし受講するならいつにする)について話し合いました。
以上参考になればうれしいです。